2022年の甲子園も残るは決勝のみとなりました!
甲子園の常連校・仙台育英高校と頂点を争うのが、山口県の下関国際高校です。
優勝候補の大阪桐蔭、近江高校に勝った時は鳥肌が立ちました。
弱小チームだった野球部を17年かけて、甲子園決勝の舞台まで導いてきた下関国際高校の監督が坂原秀尚さんです。
今日はこの坂原秀尚監督について調査してみました。
坂原秀尚監督プロフィール

名前/坂原秀尚(さかはら ひでなお)
誕生日/1976年10月11日(2022年の誕生日で46歳)
出身地/広島県
高校野球の指導者を目指して、教員免許取得のため東亜大学に通う。
2005年に下関国際高校の野球部監督に就任
就任時の下関国際の野球部は荒れ放題だったといいます。部員の集団万引きがあったり、グラウンドの整備や道具の扱いもままならない状態だったそうです。
荒れ放題で、意識低め、無名の高校が甲子園の決勝までのぼりつめる、
まるでドラマのようなストーリーですが、現実に起きている事なんです!
スクールウォーズの野球版という人も多いようです。
坂原秀尚監督は文武両道が大嫌い?
坂原秀尚監督は、2017年のインタビューで文武両道はありえない、その言葉が大嫌い、と話しています。
どういうことなのでしょうか。

選手たちの文武両道について問われたときに
文武両道という言葉が大嫌いです。『一流』というのは『一つの流れ』。例えば野球ひとつに集中してやるということ。文武両道って響きはいいですけど、絶対逃げてますからね。
勉強しているときは『いや、僕野球やってますから』となるし、野球やっていたら『勉強が……』となる。“練習2時間で甲子園”って。2時間って試合時間より短い。長くやればいいってことではないけど、うちは1日1000本バットを振っている。1001本目で何か掴むかもしれない。なのに、時間で区切ってしまったら……。
と話しています。
荒れ放題の野球部を立て直すには、野球だけを追ってきたのですね。
時代遅れとも思えるスポ根思考にも思えますが、“そのことだけを考える”のは一流の証しでもあるのかも知れません。
坂原秀尚監督は遠征費をバイトでねん出していた

いろいろな大会や練習試合で各所に行くことも多い運動部ですが、費用の捻出についても語っています
広島、東京、大阪にも行きます。遠征費は、毎月3000円の部費を生徒から徴収してますので、それでまかなう。僕がマイクロバスを運転して広島まで往復すると、ガソリン代と高速代で2万円くらいかかる。泊まりの場合はご家庭で(宿泊費を)負担してもらいます。東京には北九州空港から行きます。年末に近くの漁港で冷凍した魚を冷凍車から降ろすアルバイトをさせてもらって、そのお金で飛行機に乗ります。
選手のために自ら遠征先まで運転し、飛行機代はアルバイトでまかなう、、、。
泣けてきます!
マイクロバスを運転とういうことは中型免許が必要になりますが、このために免許取得をしたのでしょうか。
など想像すると、なんて愚直でひたむきなんだ、と思ってしまいます。
下関国際高校の指導方法が昭和スタイル!

坂原秀尚監督の指導方法が昭和スタイルだと話題になっています。
一部をご紹介します。
・携帯電話は入部時に解約(公衆電話か手紙でいい!)
・かき氷はダメ(他校が甲子園で食べていたかき氷に対しての発言、買い食い禁止としている)
・朝5時からの練習(2021年時点で朝練はやめ睡眠にあてているそうです)
・夜は9時ころまで練習、遅い時は23時くらいまで
確かに、昭和スタイルですね!
公衆電話なんて今なかなかないですし、手紙って。。。
40代で比較的若い監督だと思うのですが、古臭いと思われるような指導方法ですね。
しかもこれは半強制で行っていると言っています。
自主的な行動を待っていたら3年があっという間に終わる、というのが考えのようです。
この指導についてくる選手たちも根性あります!
まとめ
今回は坂原秀尚監督と、監督が導く下関国際高校の甲子園までの道のりを調査してきました。
強豪校にイメージするエリートやスマートという印象はなく、どろくさいものがありました。
ですが、野球でのぼりつめることだけを考えて行動して、選手を導いてきた結果が今あります!
仙台育英高校との決勝が楽しみです!!